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外壁塗装が剥がれる原因は?補修方法や施工保証などについて解説

2024.03.02
「外壁塗装が剥がれてきたけれど、原因は何?」
「外壁塗装が剥がれたときはどうやって補修するの?」
といったように、外壁塗装が剥がれてきたら原因や補修方法などに疑問を感じるでしょう。

外壁塗装が剥がれる原因は、前回の塗装からどのくらいの期間が経っているかなどで変わります。

そこで今回は、外壁塗装が剥がれる原因について解説します。また、補修方法や施工保証についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

外壁塗装が剥がれる原因


外壁塗装が剥がれる原因はさまざまですが、大きく以下の二つに大別できます。
・施工不良
・経年劣化

では、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

施工不良

外壁塗装が剥がれる原因の一つは、施工不良が考えられます。

では、どのような施工不良が起こると、外壁塗装の剥がれにつながるのか見ていきましょう。

下地処理不足

外壁塗装の塗装工程の前に行われる下地処理が適切に行われなかった場合、外壁塗装が剥がれる原因の一つになります。

下地処理とは、外壁塗装の表面に付着しているホコリやサビ、既存の塗料の劣化部分などをきれいにしたり、ひび割れなどを補修したりする工程のことです。

【外壁塗装で行われる下地処理の種類】
状態 下地処理の方法 効果
ひび割れ シーリング材で溝を埋める 塗膜が割れるリスクを軽減する
サビ サビをケレンで除去し、錆止めを塗る サビが発生している状態で塗料を塗ってもサビの進行が進むため、いったんサビを除去して外壁の状態をよくする
木部 古い塗膜を除去し、目荒らしをする 新しい塗料を塗ったときの密着度を高める

外壁表面に汚れが残っていたり、ひび割れが生じたりしているところに新しい塗料を塗っても、きれいな仕上がりになりません。

一見きれいに塗装できているように見えても、下地処理が不十分では、数年で外壁塗装が剥がれるなどの症状につながります。

下塗りが適切に行われていない

外壁塗装の塗装工程は、下塗り、中塗り、上塗りという合計3回の塗装工程があります。

外壁塗装の塗料と聞いてイメージされる、白や黒、ブラウン、グレーなどの色のついた塗料は中塗りと上塗りの工程で使用されるものです。最初の塗装工程である下塗りでは、フィラー、シーラーなどの下塗材が使用されています。

下塗材があることで、塗料の密着度が高まり、外壁塗装の持ちをよくする効果があります。

しかし、下塗材は以下のポイントを意識して使用しなければなりません。
・配合比率
・希釈材
・塗装回数
・1㎡あたりの塗布量
・乾燥時間 など

このように、塗料メーカーでは、下塗材ごとに細かく使用方法を定めています。そのため、使用方法を丁寧に確認し、施工してくれる業者でなければ、下塗材の効果を十分に発揮できず外壁塗装の剥がれなどの施工不良につながる可能性があるのです。

適切な下塗材を選択できていない

使用方法のほか、下塗材選びも重要なポイントとなります。

ひとえに住宅の外壁材といっても、窯業系サイディングやモルタル、金属系サイディング、コンクリートなどさまざまな種類があります。外壁材の種類や外壁の劣化状態などで適切な下塗材が変わるため、使用方法を守っていたとしても、そもそも下塗材選びを誤っていると施工不良につながります。

業者が現地調査をしない、短時間の現地調査しか行われなかったといった場合、適切な下塗材が使用されず、外壁塗装の剥がれにつながる可能性があるでしょう。

塗料の乾燥が不十分である

外壁塗装の塗料には、塗料の乾燥時間が定められています。

中塗りで塗布した塗料が十分に乾燥しないまま上塗りを行うと、塗料が密着しない、塗膜が形成されないといった状態になり、外壁が剥がれる原因となります。

塗料メーカーは、塗料の種類ごとに乾燥時間を定めているため、きちんと乾燥時間を確保できているか打ち合わせのときに確認しておきましょう。

塗装に適さない天候条件で施工した

外壁塗装はいつでも施工できるわけではなく、気候条件によっては塗装に適さないタイミングがあります。塗装に適さない条件下で工程を進めると、塗料が十分に乾燥しない、塗膜が形成されないといった状態になり、外壁が剥がれる原因となります。

【施工可能な気候条件(塗装工程)】
・気温が5℃以上
・湿度が85%以下

上の気候条件を満たしていなければ、塗料が乾燥しにくいため施工不良になる可能性が高まります。また、雨が降っているときも、塗料に雨水が含まれる可能性があるため、避けるべきでしょう。

一般的な外壁塗装業者なら、気候条件を考慮したうえで塗装を進めてくれるはずです。しかし、外壁塗装の仕上がりよりも、工事の効率や回転を重視する悪質な業者もいるため注意してください。

経年劣化

外壁塗装の剥がれは、経年劣化が原因となるケースもあります。

外壁塗装は、常に紫外線や雨、風などの影響を受けているため、時間の経過とともに少しづつ劣化が進んでいます。そのため、経年劣化によって剥がれなどの劣化が表れるケースもあるのです。

ただ、経年劣化が原因である場合、数年で外壁塗装が剥がれることはありません。そのため、耐用年数よりも大幅に短いタイミングで外壁塗装が剥がれてきたら、施工不良が原因である可能性が高いでしょう。

反対に、耐用年数を迎えるタイミングで外壁塗装に剝がれが見られたら、経年劣化によるものであると考えられます。

外壁塗装の塗料の耐用年数


【塗料の耐用年数の目安】
塗料の種類 耐用年数
アクリル塗料 3〜5年
ウレタン塗料 5〜8年
シリコン塗料 8〜12年
フッ素塗料 15〜18年
無機塗料 20〜25年

耐用年数よりも大幅に短い年数で外壁塗装が剥がれてきたら、施工不良が原因として考えられるでしょう。たとえば、シリコン塗料で外壁塗装を行い、2〜3年で剥がれが見られたら、経年劣化ではなく施工不良の可能性が高いといえます。

ただし、耐用年数はあくまで目安であり、周辺環境やもとの外壁の状態などで外壁塗装の持ちが変わる点は認識しておきましょう。

外壁塗装が剥がれた際の補修方法


外壁塗装が剥がれを放置していると、雨漏りなどのリスクが高まります。

とはいえ、
「できるだけ補修費用を抑えたいけれど、DIYで直せる?」
「一番おすすめの補修方法を知りたい」
など、補修方法について疑問を持っている方もいるでしょう。

そこで、外壁塗装が剥がれたときの補修方法を解説します。

DIYでの補修はむずかしい

まず、外壁塗装の剥がれをDIYで補修するのはおすすめしません。

外壁塗装の補修は、専門的な知識と技術が必要です。DIYで補修すると、さらに状態を悪化させるリスクがあります。

また、補修箇所によっては、事故や怪我のリスクを伴うこともDIYを避けるべき理由の一つです。業者が外壁塗装や補修工事を行う場合、足場を組んで安全性を考慮したうえで作業が行われます。

しかし、DIYでは足場を組めないため、脚立を使うなど不安定な体制で作業することになります。慣れない補修作業を不安定な体制で行うと、脚立から落ちて怪我をしたり、工具を落として車を傷つけたりとさまざまなトラブルが起きやすくなります。

確実かつ安全に補修するためにも、DIYによる補修はやめましょう。

業者に依頼して補修してもらうのがおすすめ

外壁塗装の剥がれを補修する際、専門の業者に依頼するのがおすすめです。

専門業者であれば、気候条件や外壁の状態などから、最適な補修をしてくれるはずです。高品質であることはもちろん、安全性なども考慮して作業を進めてもらえるため、安心して任せられるでしょう。

DIYで補修するよりも費用は高くなりますが、品質や安全性などを考慮すると、業者に依頼するのが最もおすすめの方法であるといえます。

外壁塗装が剥がれたときは施工保証が使える?


外壁塗装の剥がれが施工不良が原因だと考えられる場合、
「業者は直してくれるの?」
「施工不良だから無料で補修してくれるのかな?」
といった点が気になるでしょう。

ここでは、外壁塗装が剥がれたときに施工保証が使えるのかを解説します。

施工保証が使えるケース

施工保証を使えるかは、「外壁塗装の剥がれが施工不良によるものである(瑕疵が認められる)」ことが前提となります。

そのうえで、以下の条件に該当しているか確認してみましょう。
・業者が施工保証を行っているか
・業者が定める保証期間内に該当するか
・業者が定める保証内容に該当するか
・業者が倒産していないか

施工業者が倒産しておらず、保証期間内であることや、保証範囲の対象であるなどの条件を満たしていなければ施工保証を使える可能性が高いでしょう。

ただし、施工業者によって保証期間や補償内容が異なるため、慎重に確認してください。

また、万が一、施工業者が倒産していても、業者が第三者保証に加入していれば保証を受けられます。

施工保証が使えないケース

次に、施工保証が使えないケースを見ていきましょう。

・災害によって発生した損傷である
・施工箇所以外の損傷である
・保証期間が過ぎている
・保証内容に該当しない
・業者が倒産しており、第三者保証に加入していない

このように、施工不良によって発生した外壁の剥がれでなければ、基本的に保証の対象になりません。

また、自社保証制度しか設けていない業者が倒産している場合、第三者保証が使えないため、基本的に自費で補修することになります。

外壁塗装の剥がれを業者に補修してもらうときの費用相場


外壁塗装の剥がれの補修を業者に依頼したときの費用相場を見ていきましょう。

外壁塗装の剥がれが見つかったときは、部分補修ではなく、外壁塗装による全面的な補修が行われるのが一般的であり、一般的な30坪2階建ての戸建てで外壁塗装を行うときの費用相場は90〜140万円が中心の価格帯です。

ただし、外壁の状態や家の形状、使用する塗料などでも金額が変わります。そのため、実際にいくらかかるのかについては、業者から見積もりを取るようにしてください。

まとめ


今回は、外壁塗装の剥がれの原因について解説しました。

外壁塗装が剥がれる原因は「施工不良」と「経年劣化」の二つに大別できます。耐用年数よりも大幅に短いタイミングで外壁塗装が剥がれたら、施工不良の可能性が高いといえるでしょう。

また、施工不良によって外壁が剥がれてきたときは、保証制度が使える可能性があります。自己負担を軽減できる可能性があるため、施工不良の可能性が高いときは、保証内容を確認するようにしてください。

外壁塗装の剝がれが見つかったときは、ぜひ今回の記事を参考に補習を進めてみてください。
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