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瓦の劣化・被害の代表例

2019.11.23

ガイソーブログをご覧の皆様こんばんは。
ここ最近の富山で最も話題なのは球磨の出没場ですが、
段々と住んでいる地域に近づいてきており少しびびっています。
なるべく早く冬眠に入ってくれればよいですが、どうも山のドングリが不作なようで
かなり人里に降りてきているようですね。
お腹をすかせてイライラしているようなので、見つけても絶対に近づかないようにしたいです。

さて、本日はここ最近多い瓦屋根の劣化（というよりは被害状況でしょうか）について少しお話をしたいと思います。
今年は大きな台風が連続で日本列島に上陸したこともあり、富山県内においても台風の被害が出たところがありました。

まず挙げられる代表的な例として、棟瓦のゆがみがあげられます。
築25年程が経過している和瓦の住宅であれば、高い確率で起きている現象です。
年数が経過して雨風のダメージによって固定が弱まり、このようにずれが発生します。
この瓦の下は防水処理がされていないことが多いので、
ずれたり歪んでいたりすると雨漏れの直接の原因になることがあります。

こちらもよく見られる症状です。
見てのとおり、瓦が割れてしまっています。
強風で堅いものが飛んできて。。。なんていう可能性も考えられますが、
雪の重みや雪下ろしの為に屋根に上がった時に気づかぬうちに割れてしまったということが良くあります。

棟瓦を修繕しました。
一度棟瓦を解体し、昔よりも耐久性にも固定力にも優れた漆喰と
呼ばれるもので固定をし直し、並べ直していきます。
昔は固定に土が使われていたので、今の工法とは雲泥の差です。

こちらも棟瓦の修繕。
寄棟【よせむね】と呼ばれる形状の屋根です。
この屋根の流れに合わせて取り付けられている棟を
隅棟【すみむね】と呼んでいます。この隅棟は流れが付いていますので、
ずれやゆがみが生まれて雨水が侵入するようになると雨漏れの可能性が
他の箇所よりも高まりますので注意が必要です。

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